三帰依文
世界の仏教徒に共通して、唱え受け継がれている大切な誓いに「三帰依文」(さんきえもん)があります。
● 自ら仏に帰依し奉る
● 自ら法に帰依し奉る
● 自ら僧に帰依し奉る
私たちは、縁あって命(いのち)を受けこの世にうまれてきます。
そして、花が咲く縁によって花を咲かせ、散る縁が集まって散るように、
やがて私たちもこの世を去るときがやってきます。
※ 『勝鬘経』 縁と生滅
もし来世、どこかへ生まれ変わって…、
時代や場所によっては、自然災害や天災、飢餓や飢饉、戦争などの脅威にさらされ続け、
仏や仏教の教え、あるいは、それを伝える僧もいない、
ひょっとしたら、そんな困難や苦難にみちた世界に生まれ変わるかもしれません。
人身受け難くして今(いま)既に受く、仏法聞き難し今(いま)既に聞く、この身(み)今生(こんじょう)に度(ど)せずんば、さらにいずれの生(しょう)においてかこの身を度せん。
大衆(だいしゅう)諸共(もろとも)に至心(ししん)に三宝に帰依したてまつる。
■ 三帰依文(さんきえもん)
自帰依仏(じきえぶ)、当願衆生(とうがんしゅじょう)、体解大道(たいげだいどう)、発無上心(ほつむじょうしん)
自帰依法(じきえほう)、当願衆生(とうがんしゅじょう)、深入経蔵(じんにゅきょうぞう)、智慧如海(ちえにょかい)
自帰依僧(じきえそう)、当願衆生(とうがんしゅじょう)、統理大衆(とうりだいしゅう)、一切無礙(いっさいむげ)