前世から連綿と受け継がれてきた「魂の言葉」のように…
昨夜は、チベットで五体投地をしながら巡礼する夢をみました。
チベットで巡礼のことを「ネーコル」といいます。
ネーは基本的に場所のこと、コルは巡るです。
身体・言葉・心のそれぞれの拠り所(テンスム)となるものが備わって「聖地」となります。そこで大切になるのが、仏像・経典・仏塔。
チベットではこうしたものそれぞれに、天空や大地にあまねく神聖なる神や仏の加持力がそなわり、大いなるいのちが宿ると信じられています。
今年の5月の連休を境に、動画にたくさんのコメント(願い事)が寄せられるようになりました。
そして、それに合わせたかのように如意輪観音様がよく夢枕にお立ちになられるように。
先日の四国遍路の前日、その夢に導かれるように訪れた中津峰山如意輪寺さんでは、前世でもチベットを巡礼している姿が浮かんできました。
あらためて、人は輪廻転生し、前世からの影響を強く受けながら現世がある…、
運命は、それぞれの魂の中に秘められている、その事を強く確信しました。
日々の行動や行為、言動、考え方が、やがて私たちの未来へ強く影響を与える、
つまり、来世へその因果が返ってくる…
父がよく口にする言葉に「今を精一杯に生きる」があります。
それは、長い闘病生活末にこの世を旅立った亡き母からのメッセージ、また、前世から連綿と受け継がれてきた「魂の言葉」のように感じます。
祈る力 生きる力 生かす力
混迷の今こそ、心をしっかりと強く持ち、
力強く、たくましく、今をともに精一杯に生きてまいりましょう。
生かせいのち
南無大師遍照金剛
合掌