仏性という幸せの種|仏性という幸せの種

仏性という幸せの種

不動明王のお告げ

 

生かせいのち

 

人生には、いろいろな出来事が起こります。

 

けっして良いことばかりではありません。

 

何をやってもうまくいかず、イライラしたり、むしゃくしゃしたり、悩んだり、迷ったり、苦しんだりします。

 

寒風吹きすさぶ、極寒の中、厚い氷に覆われた凍てつく大地を目の当たり(まのあたり)にしたら、私たちは何を感じるでしょうか。

 

こんな場所に人は住めない、ましてや、草木など生えてこないだろう、と思い込んでしまうのではないでしょうか。

 

しかし、本当にそうでしょうか。

 

季節が巡り、やがて春が訪れると、

 

太陽の光を浴びて、地中から新しい生命が息吹き、躍動し始めます。

 

これは、太古の昔から連綿と受け継がれてきた大自然の真理、宇宙の法理、つまり「いのち」です。

 

私たちの中には、このいのちという「仏性」が「幸せの種」が一人ひとりに宿っています。

 

ですから、三毒(貪瞋痴)によって、自らその「幸せの種」を不浄にし、台無しにしてはいけません。

 

自暴自棄になり、途中であきらめたり、投げ出したりせず、

 

心身を清浄に保ち、自他ともの幸せを念じ、心から感謝の気持ちや「ありがとう」の言葉を周りの人たちに伝えていきたいですね。

 

いつの日か、仏様の光に照らされた私たちの中に宿る「幸せの種」が力強く、大きく、さらに大きく成長し、やがて大輪の花を咲かせます。

 

合掌 天宮光啓

 

生かせいのち

 

 

不動明王のお告げ