最強の真言の組み合わせ「光明真言・如意輪観音呪」

シリーズ『真言の効果を最大限に発揮させる方法』願いが叶う最強の真言(如意輪観音呪・光明真言)

この記事は、以前に公開した人気のテーマ記事をもとに作成しています。

 

特にリライト記事に必要な文言などを追記・修正して再度公開しています。

 

今後も必要に応じて加筆したいと思います。

 

(2023/10/06)

 

真言の効果的を最大限に発揮させる方法

真言は、仏の智慧慈悲、功徳をあらわす言葉、音の響きです。

 

真言を唱えることで、心の奥底に潜む煩悩(三毒)が消滅し、あらゆる物事の本質を悟ります。すると、心が本来の自由を取り戻し、三障四魔が近寄ってこれなくなり、邪魔されたり、妨害されたりせず物事がスムーズに運び、願いが成就します。

 

つまり、真言を唱えることで、心身が浄化され、仏の守護によって三毒や三障四魔から身を守り、さまざまな効果、恩恵(現世利益)を得ることができます。

光明真言(こうみょうしんごん)とは

光明真言

 

光明真言(こうみょうしんごん)は、正式名称を不空大灌頂光真言(ふくうだいかんぢょうこうしんごん)といいます。

 

密教経典である「不空羂索神変真言経廿八灌頂真言成就品(菩提流志訳)」や「不空羂索毘盧遮那仏大灌頂光真言(不空訳)」に説かれています。

 

仏教伝来とともにわが国に伝わったとされます。

 

また、弘法大師、慈覚大師によって唐より直接請来されました。

 

真言宗で最も重要視される真言です。

 

※ 光明真言は、二十三の梵字から成ります。最後の休止符を入れて24字です。

 

光明真言は、密教の教主大日如来に対する聖なる祈願の明呪とされています。

 

真言の「マニ」は、摩尼宝珠(まにほうじゅ)、如意宝珠(にょいほうじゅ)のことです。

 

つまり、如意(意の如く自由に、思い通りに)輪観音真言とも深く関係するとも考えられます。

 

よって、光明真言と如意輪観音真言を一緒に唱えることで、それぞれの真言の相乗効果が期待できます。

 

なお、光明真言は不幸や災い、さまざまな災厄を取り除いてくれる最強の真言とされていますが、邪まな気持ちで唱え続けることは逆効果になりかねません。

 

やはり、心や魂の汚れを落とし、清浄な気持ちで、自他共の幸せを念じて唱える、そうすることで真言の本来の不思議な力がフルに発揮され、「最強の真言」になると思います。

 

光明真言(こうみょうしんごん)

 

となえたてまつる光明真言は 大日普門の万徳を二十三字に摂めたり

 

おのれを空しゅうして一心にとなえ奉れば みほとけの光明に照らされて

 

三妄(まよい)の霧おのずからはれ浄心の玉明らかにして

 

真如の月まどかならん

 

おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだらまに はんどま じんばら はらばりたや うん

 

仏前勤行次第より

 

光明真言(真言とは、真理を語った言という義)

 

「オン アボキャ ベイロシャノウ マカボダラマニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン」

 

帰命 不空 光明返照 大印相 摩尼宝珠 蓮華 焔光 転 大誓願

 

帰命・効験空しからざる返照の大印、すなわち、大日如来の大光明の印よ、

 

宝珠と蓮華と光明の大徳を有する智能よ、

 

われ等をして大菩提心に転化せしめよ。

 

徳山暉純『梵字手帖』木耳社,2007年

 

 

放っておくと不幸を招く三つのカルマ(身口意)、手遅れになる前に。不動明王呪・光明真言…