護摩祈祷(神仏の霊験、験力、加持力、護摩とは何か)

護摩祈祷

 

護摩祈祷とは、護摩による加護救済祈りをいいます。

 

護摩は、サンスクリット語の「homa」の音写で密教(秘密仏教)における修法です。

 

供物を火中に投じ諸尊を供養し、あらゆる現世利益(げんぜりやく)をかなえます。

 

護摩法には息災・増益・降伏・鉤召・敬愛などがあります。

 

祈祷(祈禱)とは

 

神仏に心願をこめて祈り、霊験・利益・加護・救済などを願う宗教的行為、祈願・祈誓・祈念などともいう。仏からの働きかけ(加)を衆生が受持(持)するという意味の「加持」という言葉を冠して、〈加持祈祷〉という熟語としてしばしば用いられる。

 

古代インドのヴェーダの慣習では、天啓聖典ヴェーダの呪句(マントラ)には神秘的な霊力(ブラフマン、梵)が宿っており、それを用いて祈れば神々をも自由に動かして世俗的な目的を達成することができるとされた。

 

「祈禱」. 中村元.『仏教辞典苑』第 二 版. 岩波書店,2002,p.200.

 

こうした神仏の加護や救済、「加持力」によって三障四魔を退散させ、三毒(貪瞋痴)の煩悩を焼き払い、除災招福や無病息災、開運出世、諸願成就・心願成就・大願成就などの願い事をかなえます。

 

具体的には、対人トラブルが解決、仕事やビジネスが成功、夢や希望が実現。

 

そのためにも、三障四魔三毒(貪瞋痴)という恐ろしい存在に対する理解を深め、近づかないように努力することが大切です。

 

【三毒】(さんどく)とは

 

天宮光啓護摩祈祷(三毒)

 

※ 三毒(貪瞋痴)は、あらゆる災厄や不幸を招く三つの煩悩をいいます。

 

 

● 貪は欲望にまかせて執着しむさぼること。

 

● 瞋は思い通りにならないことに対する怒り。

 

● 痴は物事の道理に暗く、妄念によって迷い苦しむこと。

 

 

三毒は不幸の三大要素「病気・貧困・争い事」の元凶といえます。

 

 

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